間違いのない『アロマの選び方』
アロマテラピーとは植物の香りを楽しみながら精油(エッセンシャルオイル)の働きを利用して健康増進や美容に役立てようとする自然療法です。
こころとからだに働きかけ、リラクゼーションやリフレッシュに効果があると言われています。
【柚風呂やヒノキ風呂に入って香りを楽しむ】そんな習慣のある日本人にとって実は昔から行われている身近な存在です。
こころとからだに働きかけ、リラクゼーションやリフレッシュに効果があると言われています。
【柚風呂やヒノキ風呂に入って香りを楽しむ】そんな習慣のある日本人にとって実は昔から行われている身近な存在です。
精油を選ぶときもっとも大切なことは、それが植物から抽出された天然の精油であることを確かめ、ポプリオイルなどと間違えないように注意しましょう。
※ポプリオイル:ポプリを作る際に香りのベースとして少量加えられる精油や合成香料を、鉱物油やアルコールその他の溶剤で希釈したもの。精油としての薬理成分はありません。
◎下記の内容が記載されていることを確認しましょう。
※ポプリオイル:ポプリを作る際に香りのベースとして少量加えられる精油や合成香料を、鉱物油やアルコールその他の溶剤で希釈したもの。精油としての薬理成分はありません。
◎下記の内容が記載されていることを確認しましょう。
① 品名 「ラベンダー」などの植物の名前(通称名)が表示されています。
② 学名 植物は国や地域の方言により呼び名が異なる事があるため、学名を使用することで間違いを防ぐことができます。
③ 抽出部位 同じ学名の植物でも抽出部位が異なると精油の内容も異なります。例えば、花と葉では当然香りも違ってきます。
④ 抽出方法 同じ植物、抽出部分でも抽出方法が異なれば精油の内容も異なります。同じ植物から異なる抽出方法により抽出されている精油もあります。
⑤ 生産国 産地により土壌、天候が異なるため、精油の内容に大きな影響を与えます。産地は精油の個性をあらわす重要な情報です。
⑥ 内容量 精油の内容量を示しています。
⑦ 販売元または輸入元 精油を販売するうえでの責任の所在を表すものです。販売元や輸入元、製造元となる会社の会社名、住所が記載されています。
また、精油が入っているビンが遮光性のビンであるかを確認し、1滴ずつ落とせるドロッパーが付いているものがいいでしょう。
② 学名 植物は国や地域の方言により呼び名が異なる事があるため、学名を使用することで間違いを防ぐことができます。
③ 抽出部位 同じ学名の植物でも抽出部位が異なると精油の内容も異なります。例えば、花と葉では当然香りも違ってきます。
④ 抽出方法 同じ植物、抽出部分でも抽出方法が異なれば精油の内容も異なります。同じ植物から異なる抽出方法により抽出されている精油もあります。
⑤ 生産国 産地により土壌、天候が異なるため、精油の内容に大きな影響を与えます。産地は精油の個性をあらわす重要な情報です。
⑥ 内容量 精油の内容量を示しています。
⑦ 販売元または輸入元 精油を販売するうえでの責任の所在を表すものです。販売元や輸入元、製造元となる会社の会社名、住所が記載されています。
AEAJ表示基準適合精油認定制度より
精油を安全に使うために守っていただきたいこと
●原液を直接肌に塗らないようにしましょう。肌に使用するときは、必ず薄めて使いましょう。誤って精油の原液が直接皮膚についた場合は、大量の水で洗い流しましょう。
●精油を内服、飲用しないようにしましょう。
(海外では専門家が精油の内服を指示する事がまれにありますが、ホームケアにおいては決しておすすめできません。)
(海外では専門家が精油の内服を指示する事がまれにありますが、ホームケアにおいては決しておすすめできません。)
●火気に注意しましょう。精油は引火する可能性があるので、台所での使用には十分注意しましょう。
●子供やペットの手の届かない場所に保管しましょう
●妊娠中・授乳中の方は使用に十分注意をしてください。妊娠初期の精油の使用は原則避けてください。中期以降、使用には十分に注意をし、気分が悪くなったら直ちに使用を中止してください。授乳中の方は医師やアロマテラピーの専門家の指導に従った使用をおすすめします。
●乳幼児への精油の使用は十分注意してください。体への使用は避け、芳香浴のみとしましょう。濃度は通常大人の半分~3分の1程度とします。使用中には目を離さず、様子に変化があれば直ちに使用を中止、医師にご相談ください。
●皮膚に使用する際は簡単なパッチテストをおすすめします。
(腕の内側に希釈したマッサージオイルを少量つけ、30分ほどおいて炎症が起きないかを確認)
(腕の内側に希釈したマッサージオイルを少量つけ、30分ほどおいて炎症が起きないかを確認)
●精油は製造時より成分の変化が始まっています。特に高温多湿や空気(酸素)、紫外線などにより変化が始まりますので、キャップをしっかり締めて冷暗所に保管しましょう。
●光感作用のある精油に注意します。たとえば、ベルガモットやレモン、スイートオレンジやグレープフルーツなどのカンキツ系の精油には光感作用があります。使用した直後に紫外線に当たると、赤く腫れたり、しみになったりすることがあります。日中や外出前に使用することは避けてください。
簡単にアロマを香らせる器機を使用します
アロマポット:キャンドル式・コンセント式などポットをあたためて香らせるタイプミストタイプ・ディフューザー:超音波でミストと香りを拡散。
ディフューザー:熱を加えず精油そのものを霧状にして香らせます。もっとも拡散力があります。
香りを楽しみながら精油の効果が心と体に働きかけます
植物油(キャリアオイル)に精油を混ぜて体のケアしたい部分に塗布しマッサージをします。香りを取り入れることで心身共に癒されます。デコルテや足のむくみなど体のマッサージから、顔のケアに。さらに詳しく▼
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トリートメントオイルとは、精油をキャリアオイルで希釈したオイルのことをいいます。
精油を直接肌につけることはできません。必ずキャリアオイルで希釈して使いましょう。
- ①キャリアオイルを量ります。
- ②希釈濃度を基準に、キャリアオイルの量に対する精油の滴数を割り出します。
- トリートメントの際の濃度は1%以下を目安に、顔などの敏感な場所や肌が弱い方はさらに低い濃度(0.5%以下)で使用しましょう。
また安全のためにパッチテストを行いましょう。 -
濃度\キャリアオイルの量 10ml 20ml 30ml 50ml 0.5% 1滴 2滴 3滴 5滴 1.0% 2滴 4滴 6滴 10滴 - ③目的に合わせて1~数種類の精油を選びます。
- ④精油を②で割り出した滴数の範囲内でキャリアオイルにしっかり混ぜ合わせましょう。
- ※必ず遮光ビンに移し、レシピや日付を書いたラベルを貼っておきます。使用期限は冷暗所で保管して約1カ月で使い切りましょう。
血行促進して新陳代謝を高めるお風呂の時間にアロマでさらにリラックス
精油をお風呂や洗面器に入れ鼻と皮膚から精油成分を取り込む方法です。入浴することで血行がよくなりより効率よく芳香成分が体に行きわたります。さらに詳しく▼
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湯をためた浴槽に精油を落とします。最初は1滴、慣れてきたら3滴。多くても5滴までにしましょう。少ないと思うかもしれないですが、精油は湯に溶けないので、よくかき混ぜてから入浴しましょう。
リラックスしたいときはぬるめの湯(38℃くらい)でゆっくり入ります。
リフレッシュしたいときは、少し熱めの湯(40~42℃くらい)に短い時間で入浴します。精油は揮発性が高いので、一度入れたら持続時間は30分程度です。その後、他の人が入る場合は精油を加えてもかまいませんが、最初に入れた精油を含め10滴以上入れないようにしましょう。
肌の弱いかたはキャリアオイルに混ぜてからお風呂に入れるか、お風呂に入れないで洗面器などに精油をいれ、香りを楽しみましょう。
自分の好きな香りでハウスキーピング
お掃除スプレーや掃除機のフィルター、ぞうきんがけの水などに混ぜて使うことで香りのあるお掃除タイムにしてくれます。精油によっては殺菌効果のあるものも。さらに詳しく▼
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- 掃除機:
- ごみパックに1滴垂らします。排気口から出る生温かい淀んだ風も、爽やかにしてくれます。
- キッチン周りの洗剤:
- 重曹100g、精油3~5滴をしっかり混ぜ合わせます。シンク掃除などの際に重宝します。
- 食器洗い洗剤:
- 無香料洗剤30ml、精油1~3滴をしっかり混ぜ合わせます。殺菌・抗真菌作用のあるラベンダーや
ぺパーミントがおすすめです。
カップで気軽にできる吸入法
カップにお湯をはり、精油を3滴以下垂らします。立ち上がる蒸気を吸入しましょう。※注意 カップはアロマ専用にし、吸入時は目を閉じましょう。
外出先でも簡単アロマ
ティッシュやハンカチ、マスクに直接精油を1~2滴垂らします。外出先でリフレッシュしたいときや、風邪の季節のマスクなど、外でも簡単にアロマが楽しめます。※肌に精油が直接つかないように注意しましょう。